『鳥虫瞰碑』アナザーストーリー オンライン紙芝居の配信開始

公演が延期となった代わりに、『鳥虫瞰碑』アナザーストーリーを配信開始🎬

朗読、紙芝居デザイン、音楽、ダンス、編集、全て、本公演の出演者が行いました。
第一回目はイタルの恋人、フィフィの想いを綴ったストーリーです。

この自粛生活の中で、フィフィもたった独り潰れそうな想いと戦っています。数々の繊細な紙芝居、深みのある音で作られたオリジナルの音楽と、フィフィの想いの動きとのリンクが実に見事で、目が離せません。

慌ただしい1日の終わり、ふっと一息つくころに見て欲しい30分のショートムービー。

アトリエ第Q芸術のYoutubeチャンネルで無料配信中です。






「何を拠り所として生きるのか、この世の時間を誰と共にどう過ごすのか、どうしたら自分は満足するのか、とにかく何かで時間を埋めて、生きる時間をただやり過ごすだけなのか。本当の願いが何なのか簡単に分かれば、こんなに生きることは難しくない筈だ。」
鳥虫瞰碑リレー、町田寄稿テキストより)



このワークの目的は、公演を楽しみにしていただいているお客様へ向けたものであると同時に、参加メンバーにとっては、それぞれの役に寄り添い続ける為のワークでもあります。

脚本を手掛けた川津望氏が様々なことを狙って仕掛けています。


私に任されたイタル役は、正直私にとても似た人物です。
だから、この第一弾紙芝居の主役、恋人のフィフィの充分すぎるほどの想いの叫びを聞いていて、既に彼女を置いて逝ってしまった者として、ただただ複雑な感情が湧いてくるけど、それはイタルの感情としてそのままだと思いじっくり感じながら観ました。ハタから見たらさぞ冷たい女に見えるのだろうなと。
でも、単純にそれだけじゃないこともフィフィは分かってくれてるのだろうから、やっぱりイタルはハタから見ても幸せ者なんだと思う。

ぜひご覧ください!

オンライン紙芝居
鳥虫瞰碑アナザーストーリー『ケースフィフィ』

フィフィ:田口和
イタル:町田藻映子
妖怪たち:ゴーレム佐藤、上野憲治、川津望
音楽:米倉香織
演奏:園丁、川津望、米倉香織
絵師:伸枝
編集:今井歴矢
作・演出:川津望、月読彦
http://nazki.com/


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