プロジェクトなづき 『流態城市』 出演

約7年ぶりに、芝居の稽古をしています。
まさか再び台詞を喋る日が来るとは。踊りもたくさんありそうです。
話すことから踊ることへ、踊ることから話すことへ、その移行をいかにも自然にできる方法を、楽しみながら探っています。ミュージカルの時とは質が全然違います(笑)あのころの違和感を解消できる方法が、今なら見つかるかも。
声を出すことはとても特殊だなと改めて感じています。
近年、絵画制作も踊りもソロやデュオ企画が多かったので、何名もの人と関わって一つの作品を作り上げていく環境がとても久しぶりで、なんだかむず痒さもあり、実力ある役者陣に刺激を受け、無意味にテンション上がったり。
一人で作ってる時とは違う、自分の変化を楽しんでいます。
先月の企画『La Tombe Et Toute La Vie』では残される側の想いに向き合っていましたが、
今度は幽霊役で、先に逝ってしまった側の想いに向き合います。
境界線を行ったり来たりな春です。
めくるめく詩の世界、様々な人の行動目的が拮抗する物語は、この世の中そのもののようです。
お出かけしやすい季節、ぜひ足をお運びください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
プロジェクトなづき
『流態城市』

「プロジェクトなづき」は詩と演劇のことば、ダンス、音楽が密接に結びついた作品作りを心がけています。今回の『流態城市』は、日本の抱えている諸問題と独特の世界観、また名指しえない部分についてプロジェクトなづきが真っ向から取り組んだ作品です。役者陣、ダンサー、そして楽師も気鋭の若手からベテランまで意欲的に参加しています。

【公演詳細】
●日時
2019年5月25日
 開場 17:30 開演18:00
2019年5月26日
 開場 14:00 開演14:30

●場所
アトリエ第Q藝術
●入場料
前売り3000円 当日3500円

●作品
2011年、或る声から伝えられた内容は男を強く突き動かした。
「ちょっとそこまで。そう、ちょっとそこまでなのさ。それから何年が経っただろう」
あの日、行方不明になったともだちを探す旅に出た。液晶線という電車に乗ってどこかに向かう。死者の里か生者の国か。そこに着くために彼らは藪の図書館でたましいを借りてゆかないといけない。
ーー流態城市。破滅的な結論を導き出してしまった男、失踪者たちの行方。図書館の司書の正体、そして海の驕りと名指されるものとはーー。
「ひとりぼっちの幽霊をここで見たよ」
「覆われた懐かしい場所を目指すのではなく、あなたの中に隠れている移調されたわたしを聴け」
それぞれのことば、それぞれの身体、そしてそれぞれの音の強度が魅せる時間、プロジェクトなづき




コメント

このブログの人気の投稿

創作とダンスの為のワークショップ vol. 2 フィートバックと次回開催のご案内

個展『生きる者たちを想う為』終了いたしました(パフォーマンスイベント記録)

個展 『名前を知らない死者を想う為』