前田 紗希・町田 藻映子 “進化する青”

京都のギャラリー知にて、企画展に参加いたします。
昨年イタリアのコモで出品した作品と、飛鳥アートヴィレッジで制作した作品を出品いたします。

http://gallery-tomo.com/?cat=8
https://www.facebook.com/events/2066755683553985/


(以下ギャラリー知HPより)

────────────────────────────────────────────────

2018年1月30日(火)~2月10日(土)
12:00-19:00 (5,6,7日休廊)

会場:ギャラリー知
〒604-0995京都市中京区寺町通丸太町東南角下御霊前町633青山ビル1F

※会期中、予告なく席を外すことがございます。ご用件おありの方は、アポイントメントを頂戴できれば幸いです。

————————————————–————————————————–————————————————–


GALLERY TOMO2018年最初の展示として“進化する青”と題し前田紗希、町田藻映子の作品をご紹介する。二人はGALLERY TOMOと提携ギャラリーであるMAGと間で行っているJAPAN ROOM PROJECT(日本の若手作家のミニ個展)に参加した。この二人は対称性のある、いわゆる抽象・具象を描いているが、これらには生あるもののプロポーションを描き出す共通性をみてとれる。

対称性とは、わかりやすい例は視覚的な印象だ。三角形の比率や、眼であったり、耳であったり。その定義を物理的に述べれば、複数のものの間にある同等性の表現とされている。

アートの領域に於いて楽しめる要素としては、特定の要素の抽出ではなく、さまざまな作品たちが示す対称的構成そのものと、現代社会があらわす全体的なアフェクトの表現だ。

個人について述べれば、まだ若い二人であるが、前田の作品は、“アンビバレント”というキーワードに基づいた、図形的な表現で構成されている。計算されたようでカオス的に交わる直線や色彩は、冷徹な青、尖った鋭いナイフのような感情の輪郭を表すかのようで見る人をドキッとさせるだろう。昨年は、イタリア個展や韓国のDDPで開催されたアートフェアASYAAFにも参加。その活動・表現の幅を着実に拡げつつある。

町田もかねてより様々な展示の機会を通じ、パフォーマンス表現をしながら五感を研ぎ澄ませてきた。今回は昨年飛鳥アートヴィレッジで展示された“もがり”を展示する。生から死へ、死から生の循環のヒストリーがミクロで表現された、そして作家性のトランジションを感じることのできる作品だ。この作品をギャラリーで展示するのはおそらく最初で最後の機会となる。

その他、二人ともイタリアで展示した作品を中心に構成する。


————————————————–————————————————–————————————————––


協力:MAGhttps://www.marsiglioneartsgallery.com/


————————————————–————————————————–————————————————–


コメント

このブログの人気の投稿

個展『生きる者たちを想う為』終了いたしました(パフォーマンスイベント記録)

創作とダンスの為のワークショップ vol. 2 フィートバックと次回開催のご案内

個展 『名前を知らない死者を想う為』