飛鳥アートヴィレッジ2017 展示情報

飛鳥アートヴィレッジ 作品展「ほどけたもの語りとの邂逅」
開催日時:2017年11月18日(土)~26日(日) 会期中無休10:00~17:00 (入館は16:30まで)
出品作家:藤野 裕美子、町田 藻映子、山本 紗佑里

会場:南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館

〒634-0111 奈良県高市郡明日香村岡1150
TEL:0744-54-9300
(近鉄吉野線 橿原神宮前駅、飛鳥駅よりバスで約20分、無料駐車場有)
http://inukai.nara.jp/

入場無料

プログラム・コーディネーター:山中 俊広(インディペンデント・キュレーター)

主催:「Creative飛鳥・未来への風」実行委員会
後援:明日香村、(一財)明日香村地域振興公社、(公財)古都飛鳥保存財団、国土交通省近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所

お問い合わせ先:明日香村教育委員会教育文化課
〒634-0141 奈良県高市郡明日香村川原91-1
TEL 0744-54-3636

□ 関連イベント
藤野 裕美子 ワークショップ「日常の発見を手のひらの日本画に」
開催日時:11月18日(土)13:00~16:00 参加無料/予約不要
対象年齢:小学生以上 所要時間:約30分
各自制作した作品はお持ち帰りできます(材料・道具はこちらで準備します)

* * *

■ 本展趣旨

村外の若手アーティストが、明日香村民との交流を通じて、「あすか」を題材にした作品を制作・発表するプログラム『飛鳥アートヴィレッジ』は、今年度で5年目の開催となります。今年度も南都明日香ふれあいセンター犬養万葉記念館を会場に、公募で選出した3名のアーティストによる展覧会を開催いたします。
今年のアーティストたちは、明日香の人々の暮らしの痕跡が残る場所に共通して関心を寄せています。村の中心地から山間部にも足を運び、空き家やお墓などの過去の暮らしのイメージが残る場所や、暮らしに密接な風習がいまも実際におこなわれている現場を頻繁に訪れました。さらにその場に関係する村民からさまざまな思い出話を聞いて、作品制作の素材を集めてきたことも共通しています。
いったん人々の手が離れ、記憶が薄れつつあった場所の扉が、村民との出逢いを機に再び解き放たれ、同時に村民の記憶の中に仕舞い込まれていた思い出話の断片にも触れる体験が、アーティストたちの取材の中で度重なりました。過去の逸話と現在の風景をつなぎ合わせ、そしてそれらの余白を埋めていくために、各々の想像力と表現手法を駆使して、現代に息づく「あすか」の物語を情景として紡いだ作品を展開していきます。
暮らしのかたちが画一化されていく現代において、「あすか」の土地が培ってきた独自の歴史や風土、風習が、いまの明日香の人々の暮らしにどのような作用を与えてきたのか。今年のアーティストたちはその誘因や過程に強く惹きつけられ、各々の作品制作への動機になったように思います。今年も3名の作品を通じて、「あすか」の本質や魅力を再発見する視点を、新たに見い出す機会になれば幸いです。

プログラム・コーディネーター 山中 俊広



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